10万って何だろう
広島県人にとって、8月6日は切っても切れない大切な日である。何万の個体が消えた日。火。
消えたと想像する。私の住んでいる市からは何も聞こえない、誰もいない。何も歩かない。残骸だらけ。
そんな事を考えていると泣けてきた。
F1でHONDAが優勝したのにも泣けた。死の裏側で私たちは生きているからだ。
広島原爆の記念館に様々な遺留品や写真があるのだが、ほとんどの説明短文に、死去と言う言葉が使われている。みんな死んだんだ。涙のレベルじゃない。
スーパーで「今日はハムの日」と看板が出ていた。なんだろう屈辱感。これが空襲にあったことのない町の惚け方か。
鐘の鳴らない町。
とても不自然だ。
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